紫陽花色の夢.

紫陽花色の夢

 

紫陽花色の夢

初夏霞の中 雨露の中 晴姿を見せようとoo
十色の紫陽花が咲き乱れる

雨露が良く似合うその姿印象は
でんでん虫や ホタルさえも想像させる

葉を伝う水玉に映し出された世界は
何処か新鮮で 忘れていた景色を思い出させる

その景色は何処で?と記憶を遡ると
子供の頃 よく見ていた 様な気がする

水玉に映る景色は夢色を放射していて
夢や希望を精一杯胸に含んで…

しかも 恋愛感なんかも張り裂けそうな位
夢色の水玉を放射していた…

自由で不自由な自分
訳も無く切なく感じてた胸の中

原因を探っては 悩み
それでも そんな自分が懐かしい

大人になった今
その水玉を覗き込んでみるけれど

生活感で少し疲れてる自分が
映し出されるばかりで…

夢色の放射は見えなくなっていた

同じ水玉を眺めているのに
やはり昔の様には見えない

もの寂しさやあの頃より汚れた自分の姿が
そう見せているのかも知れない…

そうして もう二度と逢えない自分と
みんな さよならして行くんだろうな…

 



 

-悲しみ/切なさ

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