曇天を見上げて.

2018年8月10日

曇天を見上げて

 

風が運んで来る真夏の香は
少し雨を含んだ匂いがした

晴れでも無い 雨でも無い
まるで僕の心模様と同じだ

光が覗いたり薄暗く成ったり

僕の考えは灰色の曇り空の下で
取り敢えず良い時を待とうと思う

 

 

曇天は雨の予感を振り撒き
いつか雨を連れて来るけど

限って悪い事ばかりでは無い
まるで君の心模様と同じだ

泣いたり そして微笑んだり

絹糸を引く雨も 叩きつける雨も
取り敢えず君も良い時を待てばいい

 

 

雨上がりの洗われた街と真夏の香り
曇天は僕と君の心模様
晴れたり曇ったり

 

 

悪い時ばかりでは無いから
取り敢えず…焦らずに良い時を待とう

 

 

前回と今回空続の作品ですね〜出来れば、また違う雰囲気の作品を描いてみたいと思っていたのですが、今日の昼間の空が、曇天で、絹引き雨の様に車のガラス越しに、降ってきたのを見て、描いてしまいました。空の表情は、人の心にも似て、色んな表情があって、僕は、いくら見てても飽きません。雨が街を洗った後の雨上がりの匂いや光に反射する、街並み人の移り気な性格にも似ている様な気がします。悲しさや、苦しみは、雨の降り様で表現出来るし、また、日常の出来事も、空に例えると、何時までも続かず、いつか、いい時が来るはずと思っています。ただその時を待って、乗り越えて行ける様に、自分を励ましています。



 

-悲しみ/切なさ

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