フワフワと黄緑色の光が
静かな闇に揺れている
まるで魂の様な優しい光
神秘的な光は心を奪う
静寂は時間を超越して
幻想の中へといざなう
暫しの間現実から離れ
山並み立ち込める里の小川に
恋蛍達の乱舞に心奪われ
遠きあなたを重ね見る
走馬灯の様に記憶が巡り
良き時を想っては涙する
優しくその温もりは
私を包み今は亡き者さえも
感じることが出来る
研ぎ澄まされた感覚は
過去と今の狭間を往来し
言霊さえも冴え渡る
神秘的な光は知っている
私の胸に封じ込めた思いを
またフワフワと黄緑色の光が
静かな記憶に揺れている
ホタル観賞は、いいですね。毎年この時期に、行くのですが、あなたの周りは如何ですか?
藍色の空とその色よりも濃いい闇色の山並みが、月に照らされ、星と会話して居るその下で
時を忘れて、ホタルの乱舞を見ていると、幻の世界に誘われて行く自分は、静寂の中に飛び交うホタルを、亡き人達の魂の様に思えて来て、大切な人との思い出が、走馬灯の様に、思い出されて行き、その中で、言葉すらも交わして居る。現実から離れて…ただボーッとホタルを眺めている。そんなことって、あなたには、ありませんか?