恋待ち螢.

恋待ち螢

 

恋待ち螢

 

藍の浴衣に 紫陽花螢
紅さす 夕暮れ 薄化粧
結い上げた髪 頸の白さ
愛しき君の手を取って
歩く胸の愛しさよ
暗がりに 頬染め 眺める
刹那の命の灯火よ
君と出逢えた 泡沫の夢よ
忘れはしない 淡い恋心

月も隠れる 恋待ち月夜
朧月 君想う 一夜の夢
鳴かぬ螢が身を焦がす
言葉少なの 無垢な二人
君の画 飾る 蛍の舞
何も言えず心 燃やして
刹那の命の灯火よ
君と出逢えた 泡沫の夢よ
忘れはしない 淡い恋心

浴衣の柄の紫陽花に
とまる螢の 哀しさは
暮れ行く空 藍の切なさ
白檀の香り ほのかに香る
細い肩が 愛しくて
胸に支える 君への想い
刹那の命の灯火よ
君と出逢えた 泡沫の夢よ
忘れはしない 淡い恋心

 




 

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