小さな恋の思い出.

2018年8月22日

 

小さな恋の思い出

 

僕の胸に産まれた秘密の気持ち

僕は初めての恋を知った

恥かしかったけれど…

初めて君に告げた 大好きな気持ち

言葉足らずで手探りなまま

幼き恋は歩き出した
誰にも相談も出来ずに…

君の事を独り占めしたいと思ったから…

 

 

無意識に君を見つめて仕舞う僕は

それが特別な気持ちだと

気付き始めていたから…

君の気を引こうと色んな事を仕掛けた

クラス中で冷やかされた初恋

幼き恋は ただ不器用
それでも一生懸命で…

他の誰にも渡したく無いって思ったんだ…

 

 

お揃いの腕時計とハンカチ

僕等は同じ空を眺め始めてた

君の好きだった白い歩道橋の上で

夕陽に染まる初恋色の空を二人
何も言わずに見つめてた …

何も無くても…
ただそれだけで良かった…あの日々

 

 

小学生の頃、クラスで一番人気の彼女に一目惚れしてしまった僕は、無意識のうちに、彼女を目で追うようになってしまった。どうして、見てはいけ無いと思えば思うほど、ぎこちなくなってしまうんだろうって思ってた。その時は、どうして?何で?疑問だらけで、それが恋だとは思わなかった…色々、思い返してみると、その特別な、気持ちが、恋という事に気付きはじめた。難しい事は分から無いまま、彼女の家の近所の迷路のある公園で、好きって告白したなぁ〜それから、皆んなには内緒のはじめてのデートの時に、僕と同じスヌーピーの腕時計を買ってもらったらしく、お揃いは恋人の証みたいなのが嬉しくて、プレゼントに、スヌーピーのハンカチを買ってあげたのを覚えている。それから半年後に、新設された小学校へ校区の違いで、離れ離れになり、自然消滅してしまった。でも、心に残る、思い出となったと思う。



 

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