年別アーカイブ:2018年

雪の朝

雪の朝.

2018/12/13  

雪の朝 終電の改札を出て 君を家まで送る 坂の途中 曇った息が白く 街路灯に照らされていた… 時たま並んで 歩く肩の間に 凍えた風が吹く 少しだけ お酒も飲んで 前より 打ち解けあえた気がしたのは 僕 ...

君の足跡

君の足跡.

2018/12/11  

  君の足跡 凍える街 今の僕にとっての冬の一日は ただ寒いだけで終わる… 貴女が僕の頬を その白い手でたぐり 僕を泣かせたのは 僕が高校2年の春 風にちぎれた 君の名を 何度も何度も 泣き ...

白い蜃気楼

白い蜃気楼.

2018/12/10  

  白い蜃気楼 真夏の日射しに灼きつくされた 白いヴィラ ブラインドを降ろして 見詰める長い睫毛 無造作に 少し茶色の長い髪をかき上げたなら シャツのボタンひとつ外し 囁いてくれるの? そし ...

不夜城

不夜城.

2018/12/10  

  不夜城 終わら無い夜の街をさまよい続けた 眠ら無い街の住人となり 僕等は笑い続けた 時の無い日々を何となく生きて 意味もなく くだら無い話を繰り返して   弱い自分を隠そうと ...

空と海の色と…

空と海の色と… by空倶楽部.

2018/12/9  

空と海の色と… 空と海の色は 二人がいつも見ていた風景 まだ明け無い夜の間に 月に照らされて 漂うガラム煙草の香りを 潮風が運ぶ… そして 海へと続く 月灯りの細道を通り抜けると 小高い丘から 海が見 ...

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