1・17.

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心の奥に刻んでいる 君達の笑顔

大好きだった 港の風景

今では変わってしまった

君達と夜風に当たりに来た 第8突堤

確かに大自然の脅威は

目の前の景色だけで無く

愛した命さえも
何の悪びれも無く当たり前に奪ってゆく

もう 二度と見たくない君達の辛い顔

 

 

もう二度と遭遇したくない大自然の脅威。阪神淡路大震災から24年の月日が過ぎ去った。

被災に遭われ、お亡くなりになられた方々の、ご冥福を、お祈りいたします。

当時、僕も被災したのですが頭の上のエアコンが落ちていれば命は、なかったかもわからないです僕がびっくりして起きたときにはタンスが倒れて部屋に閉じ込められたような状態でタンスの裏に乗って出てきましたけど、タンスの裏の板部分に、足が入ってしまいすぐに取れなかった怖い思いをしました。

慌てて家から飛び出すと近所の住宅はほとんどが崩れ去り周りはガスのガス管が破裂した匂いで充満してました裸足のまま飛び出てきたので玄関まで行って靴を履いて体育館まで逃げたときのことを覚えています。

当時今はいないですが祖母がおり体育館での生活はかなり辛いものでした。生初めての事だったので初日はおにぎり一個とお茶しかなかったです。

でも体育館で見ていたテレビではひっきりなしに、お亡くなりになられた方のお名前を順番に放送して止まらなかったのを覚えています。

そんな時に何もかもなくしてしまいましたが命だけがあって良かったと本当に心から思いました。

東日本大震災では津波、阪神淡路大震災では火事で亡くなる人が多かった。
どちらにせよ…多くの尊い命が失われ、生きながらえた人達も、人生を狂わされてしまった。

こんなに辛い、自然災害を人間の力ではどうしようもできない無力さを感じる…
でも少しでも、災害が起きた時に、助かる方法を皆んなで、考えていく必要があると思います。
国同士の外交も確かに大切な部分であるかもしれないが国内の自然災害に備えることをもっと考えていかなければならないと思う。

もう二度と、こんな目にあいたくないと思っても、大自然の脅威はとどまることを知らず、次々と僕らにおそいかかって僕等を苦しめる。

もう遭遇したくない…これ以上犠牲者を出してはいけない、そしてこれ以上悲しむ人を、見るのは辛いです。もっと国単位で、地震への備えとか自然災害への対策をしてもらえればありがたいと思います。

僕ら被災者の心はあの時から、大きく変わってしまった…ほんとに…僕もその中の1人ではありますが、まだ家族が無事でいてくれたのでまだ、不幸中の幸いでした。東日本大震災阪神淡路大震災…両方とも、甚大な被害を出した自然災害ですがこれにより多くの人たちのかけがえのない命が奪われてしまいました。

そして、残った人たちの、人生も変わってしまった。
僕らはこの恐ろしい体験を後世に伝え残して行かなければならないと思う。そしてできれば大自然の脅威に、備えることが、国単位でもっとできればいいなと心より願います。

 

 



 

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