刻の欠片.

2018年9月15日

刻の欠片

 

季節は巡り 足早に通り過ぎて行く

あんなに楽しかった時も 栄光の喜びも

あっという間に 過ぎてしまった…

残されたもの達は 過去に立ち尽くす

砂の上に置き忘れた 古時計の様に

ただ 何も変わらずに 時を刻むだけ

慌ただしく 変化してゆく日常に

取り残されるもの達は 惜しまれながら

刻の欠片として 記憶の中に処理されて行く…

そして 此処だけが何も変わらない

僕の存在する此処だけが…

気がつけば 優し過ぎた君は もう いない…

そこには 枯葉だけが 風に舞っていた…



 

-悲しみ/切なさ

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