煉瓦路に伸びた影.

煉瓦路に伸びた影

 

煉瓦路に伸びた影

 

忘れない たとえ 離れても
時が二人の影を 通り過ぎたとしても

思い出溢れる 古いアルバムから
あなたと 過ごした日々が
セピアに染まっても 鮮やかなままで

その記憶は 胸を離れない
あなたは紺色の制服に 艶やかな長い髪

ボクは 第二ボタンの無い
締まらない姿の 黒い詰襟を着て

樹々の熟して行く街路樹と
夏の熱さを終えた オレンジの日溜り

クラブ活動の帰り 待ち合わせた
無口なままの 古びた木のベンチ

素敵な恋の思い出は
煉瓦路が映す 不器用過ぎた二人の影

忘れない… 届かなかったけれど…

遠く離れた二人の距離と
それぞれに 通り過ぎて行った時間

だけど…
言葉に出来ない位 好きだったんだ…

 



 

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