今は…遠い校庭から…
曲にならないブラスが 聞こえる
お経の様な蝉の声と掛け声 汗だくの校庭
水道の蛇口から
カルキ味の 生温い水が滴る
凍らせた レモネードの様な青春
君が手渡す 水色のタオル
優しい香りが いつもしていた…
君は 憧れのマネージャー
疲れたボクらの身体を癒し
勘違いするほど 僕の心を悩ます
会う度に 胸が高鳴り 急浮上
僕だけの君で いて欲しいけれど…
君は 皆んなの 憧れの的だから…
平等に優しくて…
ただ そんな事が ボクには切なくて…
見詰める視線 そらしてた
焦れたく熱い 遠い青春の1ページ