初夏の渚で…

初夏の渚で…

 

初夏の渚で…

 

海に響く 笑い声 潮騒の音
少し遠くて懐かしい

プリズムの向こう側
僕達の影が 光を帯びている

空と海が溶け込む渚
ブルーエメラルドの輝き

日に焼けた白い歯の
君が微笑む 初夏の渚で

愛と言う言葉も 知らず
空を飛ぶカモメに憧れていた

二人で創った
砂の城が波にさらわれて行く

好きと言う言葉も 云えないまま

水面をキラキラと太陽が
反射していた

初夏の光の中を 愛が笑っていた

 



 

-恋/失恋/片思い

Copyright© 心の交差点(by 藍 詩) , 2024 All Rights Reserved.