街路樹の中の景色.

2018年7月2日

街路樹の中の景色

学校帰りに駆け寄る私を

何時もさり気なく
待って居てくれた

部活終わる夕暮れ
安らぎのひと時

貴方は一つ年上の人だった

私に気を使い友達から外れ

何時もさり気なく
私の側にいてくれた

枯葉色の街路樹の中
私の愛した時間

貴方の言葉にときめいていた

今は別々の道を歩いているけど

さり気ない優しさが好きだった

時が過ぎ…今は一人で
枯葉色の街路樹の景色に佇む私

又貴方に逢える様な気がして…
私は此処で立ち尽くす…

 

 

卒業してしまった、今は学生時代の良き思い出を懐かしみ、偶然に通りかかった街路樹の通学路なのか?良きの思い出にピリオドを付けるために、久しぶりに立ち寄った街路樹の通学路なのか?感じ方は色々あると思いますが…キット彼も彼女の気持ちに、少し気付いていたのでしょうね。もしくは、すでに相思相愛で、付き合っていたのかもしれませんね。…部活が終わり、冬枯れて行く夕焼け空の下、可愛い彼女が駆け寄って来て、内気な彼は、友達と一緒に帰る途中だったけど、彼女を気づかい、友達と外れて、彼女と肩を並べて帰って行く、その情景を彼女は思い出していたのだろう。今は、別々の人生を歩き始めた二人だけど…あの時のいい思い出が、彼女を冬枯れて行く街路樹のある通学路に佇ませたのだろう。



 

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