懐かしんでも 美しい出来事
過去は甘くほろ苦く …
去り行くを惜しむ心は真実か ?それとも慰めか?
涙は朝露の様にゆっくりと頬を伝い
硝子の欠片と成っては
心の奥深く沈んで行き 輝きを増す
別は何時も 淋しくて 風の寒さを感じ
果てて行く魂との別離は 氷の如く冷たく
暗い闇の世界へ 置き去りにされて行く
あなたは 笑っているかなぁ?
あなたは 見ていてくれるかなぁ?
遠過ぎて近寄りがたい距離を越えても
魂は叫び あなたを求めている
記憶はノスタルジーの世界へ誘われて行く
過去は甘くほろ苦く
去り行くを惜しむ心は真実か ?それとも慰めか?
過ぎて行く過去達は 其れなりに厳しく
辛くもあり 優しくもあるのに…
過ぎ去ってしまえば 皆美しく感じる
それ程 思い出と言うものは
懐かしんでも 美しい出来事なのだろう…