遠き雨音.

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遠き雨音

 

遠き雨音

遠き雨に 心を湿らせた 薄暗い朝に
久し振りの懐かしさを憶える

遠き雨音に
聴覚を研ぎ澄ましてみては
その声を聴こうとするが まだ聞こえない…

日常を忘れて 黙想し
心で聞こうとしなけば
その懐かしい会話は 聞こえては来ない

晴天の青さが爽やかで
本当は 大好きではあるが

時には 一人胸を打つ雨音に
懐かしさほろ苦さ
そして僅かな肌寒さを感じる…

思いを告げた僕とあの時の君がいた

虹色の下 十色に咲き乱れる紫陽花
良く見ると カタツムリもいる

遠き雨音は 目を閉じると
思い出の音色を濃くして 近ずいてくる

十三の初夏の気持ちのやり場も解らず
どうする事も知らなくて ただ雨に濡れてた…

土の香りのする公園

電話ボックス横のベンチ

君に伝えた 不揃いの愛の言葉達…

傘を叩く雨音と 頬を伝う涙

気まずいゴメンね…シトシトと…降りしきる

 

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