旅/彷徨い

気 嵐 (けあらし)

気 嵐 (けあらし).

2018/10/26  

  気 嵐 (けあらし) 沖合に浮かぶ木で組まれた筏の上で、釣りをする為に、通い慣れた船宿の船頭を、訪ねた時の事、その日放射冷却が厳しく、風があまり吹かない、寒い日だった。 夜明け前、何時も ...

鳴き砂と僕

鳴き砂と僕.

2018/10/13  

  天気図が、寒気を伴い西高東低になる頃 暗黙の了解のうちに、集まる波乗り屋達 肌寒さに少し震えながら、この沖を見渡せる。   小高い丘に車を停めて、朝を待つ 不純物の少無い、その ...

カレンダーの中の景色

カレンダーの中の景色.

2018/10/6  

カレンダーの中の景色 何気無く、カレンダーを見ていた。 立ち枯れの木があるので、多分これは、上高地あたりかな? 病室の窓を大きく開けて、外の空気をいっぱい入れる 何もする事の出来ない僕は、ドコデモドア ...

南方の彼方に見る夢

南方の彼方に見る夢.

2018/8/27  

夢に見た波を追いかけて あちこち旅をした 異国の地に夢を託して 僕等は其れを信じ夢見てた 南方の彼方に自由があると 波乗り屋達は言っていた 透き通る青い珊瑚礁の海に 僕達は恋い焦がれた 夢に見た小国を ...

波の上の小国

波の上の小国.

2018/8/27  

波の上の小国 限られたもの達だけが 辿り着く波の上の小国 其処には無言の友情がある 其処には最高の時がある 神が下界を見下ろすかの様に レジェンドのみが辿り着く場所 限られたもの達だけが 辿り着く波の ...

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