昆虫男…T.

2018年6月12日

どうしょうも無く淋しくって

蜜に群がる昆虫の様に
止り木を求め夜街を歩く

人肌恋しい凍った夜風が
孤独と悲しみに吹き荒び

ただ泣かされた

駅裏の赤提灯は大入開店休業

古ぼけたラジオから
雑音混じりの懐かしい歌

青春時代に戻された俺は
古き良き時代の思い出に

ただ泣かされた

駅裏の赤提灯は大入開店休業

殺風景な木のベンチ
無愛想なオヤジを相手に
コップ酒をあおっていた

どうしょうも無い自分に

ただ泣かされた

オヤジは何も言わずにうなずき
どんな事でも何時までも続かん

気ィ取り戻して頑張ったらええ
そしたらええ事もあるからって

冷たい夜風の吹く中の止り木

駅裏の赤提灯は大入開店休業

 

 

皆さんは、赤提灯の灯る屋台なんか、お好きですか?屋台の赤提灯…酒だけで無く、吹きさらしの中に、あったかい人と人の触れ合いや、料理…特に最初にお腹に入れた時のあのブルブル感は、結構それなりいいものですね。殺風景な屋台の中に、必ずと言っていいほど、片隅に古いラジオが、置いてあって、雑音混じりの放送が、時を遡らせてくれる様な気がします。贅沢な高級レストランでは味わえ無い、趣と一緒に 、時を過ごすのもたまにはいいですね。



 

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